人生には快楽と同量の煩悩がある

昨日の夜は久しぶりにエアコンをつけてなくても眠れたが、朝まで何度も寝付いては目が覚めてしまうことをなんとか改善したい。

気がかりなことは実にたくさんある。

昨日は確かに昼間にまた父親のことを思い出しては心が囚われてしまった。

父親は孫たちの結婚式に参加したかった。父親にはたくさんの願いがあった。

子供としては全部叶えてあげたかったが、三十代の私には無理があった。

キャリア、子育て、願いを叶う金銭的な余裕もなかった。

父親にはそれを理解してほしかった。許してほしかった。

クラシックTVの最新エピソードでは作曲家たちのスランプについて紹介された。神童モーツァルトも父親に認めてもらいたかったが、それがかなわず、父親がその前に亡くなったのだ。

人生には快楽と同量の煩悩がある。煩悩には耐えるしかない。だからこそ快楽の時に煩悩をすべて忘れて、快楽を楽しまなくちゃ。

夜寝ることも快楽の一つ。煩悩を全部忘れて、この平和な時代に、広くて柔らかいベッドで眠れるだけありがたいと思って寝るべきだと、今気づいた。

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