4月27日 「自然に近づくことが、理想の音楽」by 久石譲

昨日まで雨が降り続いたっけ?それとも昨日だけ雨だったっけ?

それもわからないぐらい大変な三日間だった。

妹ちゃんが月曜に発熱。幸い高熱は出ていなかったが、昨日まで家でゆっくり休んでもらって、私が仕事しながら看病することになったが、今日学校に行ってくれないと、今度私が病気になるぐらい追い込まれていた。

仕事を休まず家族の世話もできる。これはコロナ以前の理想だったが、いざ現実となってやってみると結構しんどい。

でも、効率よく仕事すれば、1日8時間拘束されていなくても、その半分の4時間で8時間以上の成果を出せるのも、在宅勤務制度を導入している会社で努めるメリットだ。

昨日までの3日間は看病しながらも必死に働いたので、今日はゆっくりしないとと思ってテレビをつけてNHKアカデミアの久石譲の「僕にとっての理想の音楽」後編を観たのだ。

これは大変大変勉強になった、感銘を受けた、全身全霊が楽しめる番組だった。

後編は音楽の起源についての講義だった。久石さんが言葉を選びながら伝える姿勢にはすっごく共感する自分がいた。もし大学に久石さんの講義があれば、是非もう一度大学に戻って講堂で聞いてみたいと思った。

さて、久石さんにとって理想の音楽とはなにか。もちろん久石さんはミニマリストで、作曲されているジャンルはミニマム・ミュージックだが、私が後編を観終わった思ったのは、人間が自然の一部として本能的に芸術を表す音楽が久石さんにとっての理想ではないか。

久石さんは東京のご自宅から新幹線1時間のところに仕事部屋があり、そこは自然豊かで、風が木々を吹き通るときの音とその変化を楽しまれている。そしてニューヨークのセントラルパークにある落ち葉は風が通る量でたくさん積んでいる場所とそうではない場所があることにも気づかれ、改めて自然の力を感じられる。

音楽に自然、どれも私がアラフォーになって好きになったテーマ。音楽は以前から好んで聞いていたが、通でもマニアでもなく並みだった。

それはピアノを弾けるけど、コンサートを聴きにいきたいと思わない人や、お描きが好きだけど、美術館に行きたいと思わない人たちと同じだと思う。

onlineで観れるよ~

www2.nhk.or.jp